算数で自己肯定感が高い子に!小学生の声かけ3か条

「自分にはムリ」「できないからやりたくない」。

子どもの自信のない姿をみると、親として心配になりますよね。

小学校教諭を6年間経験した筆者自身は、自己肯定感が低い子への対応に悩んでいました。

けれども、算数で意図的な声かけを取り入れると、自分や算数が好きになる子が増えたと気づいたのです。

今回は、自己肯定感を高める「声かけ3か条」を伝授します。

大事なことは、努力を認める回数を増やすことです。

その1:  プロセスをほめよう

結果ではなく「プロセス」をほめることが大切です。

たとえば、20問の計算問題を解いて、8割にあたる16問が正解だったとします。

どのような言葉をかけますか。

「80点も取れてすごいね」「4問ミスで惜しかったね」、これらの声かけもステキですが、結果をほめています。

自己肯定感を高めるなら「20問も集中して考えられたね」「途中迷っていたけど、最後までがんばれたね」など、プロセスを認めましょう。

ゴールまでのがんばりを価値づけることで

  • 努力するよさに気づく
  • 失敗した自分は否定しない
  • チャレンジ精神が高まる

など、挑戦に前向きな姿勢を育てられるのです。

その2:WHYをきこう

とはいえ、算数でまちがえを指摘することも必要です。

子どもはバツをされると、くやしくてイライラするもの。

算数を教えるときの対応は悩みますよね。

そこでおすすめなのが「理由を質問すること」。

考え方を引き出すことで、答えにたどり着くまでの過程をほめられるからです。

「この答え、間違っているよ」と伝える前に「どうして、この答えになったの?」と聞いてみてください。

「答えにバツをつける」よりも「正しい答えへ軌道修正する」を意識することがポイントです。

その3: 過去と比較しよう

「全問題、解けたよ」と子どもに教材を見せられたとき、どのような言葉をかけますか。

自己肯定感の高い子を育てるために「過去と比較して変わったこと」を伝えましょう。

  • 「解く時間がはやくなったね」
  • 「計算ミスが少なくなったね」
  • 「集中できる時間が5分長くなった」

具体的に伝えることが大切です。

自己肯定感が低い子どもほど、他人と比べて落ち込む傾向にあります。

「自分もやればできる」と実感できるように、子どもが自分の成長を知る機会をつくりましょう。

子どもも大人も成長に気づきやすい教材は「計算問題」。

正解数やかかった時間など、過去と比較できるポイントが明確です。

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計算問題をくり返し解くことで、自己肯定感を高めるチャンスをつくってみてはいかがでしょうか。

利用者様の声

しゃけ 様

計算ドリルを使用しました。子どもがわかりやすいシンプルなドリルですね。

開いているスペースがあるので子どもがメモをとれて、とても気に入りました。

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