小学1年生の「ひきざん(10いないからひく)」

「引き算」の意味をしっかり理解しましょう

第5章「ひきざん(10いないからひく)」です。

小学校で初めて習う「引き算」です。


「引き算」の計算問題自体は何度も練習すれば、お子さんも正し計算ができるようになるかもしれません。

ただそこで、お子さんはもう「引き算」はマスターできたと安心してはいけません。

「引き算」の意味をしっかり理解するには、文章問題も多く解く必要があります。

文章を読んでも、その解を求める時に「たし算」か「ひき算」か分からない場合がお子さんには多いです。

文章と「引き算」の意味をしっかりと分かっていれば解けるのですが、そのためには国語と算数両方をしっかりとマスターする必要があります。

特に1年生のお子さんはまだ文章を読んで内容を理解することに慣れていません。

計算問題で「引き算」自体の計算に慣れさせ、同時にしっかりと文章題の問題も多く解かせて「引き算」の意味をしっかりと理解させましょう。

「引き算」の文章題には、押さえたい「言葉」があります

お子さんが「引き算」の文章題の意味を理解しやすくするために、押さえたい言葉は3つあります

「のこりはいくつ」、「ちがいはいくつ」、「いくつおおい」の3つです。

それぞれの言葉を見ていきましょう。

①「のこりはいくつ」
これは分かりやすいですね。例えば、お菓子をいくつか食べて、残った数を求めるときなどに「引き算」を使います。答えも数えれば分かる問題です。

②「ちがいはいくつ」
子供にとっては少し分かりにくいかもしれません。異なる集合体(まとまり)を比べ、多い方と少ない方を認識しその違いの数を「引き算」で求める問題です。

③「いくつおおい」
「ちがいはいくつ」はどちらが多いかは聞かれていませんが、「いくつおおい」の場合は2つの集合体の内、「どちらが」ということも答えなければいけません。(例:白い犬が4ひき多い)などです。「どちら」が「いくつおおい」の二つを意識していないといけませんので「引き算」の問題でも少し難しいですね。

この3つの言葉と答え方をしっかり押さえれば大丈夫です。

この3つの言葉があれば「引き算」の問題と覚えてしまいがちですが、それもまた問題を解く一つのテクニックではあります。

しかし出来れば問題の内容をきちんと理解して「引き算」だと認識できるのが理想です。

「引き算」の文章題を多く解きながら、時々足し算の文章題も解かせながらその違いも見せてあげるとより理解が深まるでしょう。

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>第5章「ひきざん(10いないからひく)」

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