小学校3年生の「かけ算の筆算」

2けた×1けたのかけ算を筆算で求められるようにしましょう

第8章「かけ算の筆算」です。

この章では、かけ算の筆算について学習します。

筆算になっても、かけ算のきほん的な考え方は変わりません。

例えば、31×5の場合

  • 31×5は、(30+1)×5になる
  • 「1×5」と「30×5」をそれぞれ計算する
  • 「1×5=5」と「30×5=150」を合わせる
  • 答えは「155」

このような考え方は、かけ算の筆算でも生かされています。

筆算の考え方がわかったら、かけ算の筆算の順番を覚えましょう。

  1. 位をそろえてかく
  2. 一の位から計算する
  3. 次に十の位を計算する

ただ、「32×5」のようなくり上がりのある計算の場合は、くり上げた数をメモしておくことがおすすめです。

書き方は学校や先生によってちがうので、子どもが慣れている方法を尊重しましょう。

3けた×1けたのかけ算を筆算で求められるようにしましょう

さらに、3けた×1けたの筆算も求められるようになります。

数が大きくなると、苦手意識を感じる子どもが多いです。

その場合は、「やり方が今までと変わらないから大丈夫」とはげましてあげてください。

3けた×1けたの筆算の方法は以下のとおりです。

  1. 位をそろえてかく
  2. 一の位から計算する
  3. 次に十の位を計算する
  4. 百の位を計算する

九九をしっかりマスターしている場合、順番を徹底的に覚えれば、スラスラできます。

先ほどと同様に、くり上がりのある計算の場合は注意が必要です。
メモ書きをするなどして、ケアレスミスをへらしましょう。

計算の工夫ができるようにしましょう

数が大きくなると、計算の工夫も必要になります。

まずは、かけ算は式の順番をかえても、答えは同じになることを確認しましょう。

次は、5のまとまりや10のまとまりで考えた方が計算しやすいと気づかせてあげましょう。

例えば、「30×2」「12×5」などで早く計算できた場合は、「どうしてはやくできたの?」と質問することがおすすめです。

5や10のまとまりで考える習慣が身につくことで、「325×2×5」を「325×10」に工夫して計算できるようになります。

かけ算の筆算の学びは、大きな数のわり算や小数のかけ算につながります。

多くの問題を解いて、かけ算の筆算で求める力をつけましょう。

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>第8章「かけ算の筆算

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