小学校4年生の「分数」

真分数、仮分数、帯分数を理解しましょう

第11章「分数」です。

この章は、真分数、仮分数、帯分数を比べたり、計算したりする学習となります。

3年生では、分数の意味を勉強しましたが、復習もかねて分数の意味をおさえておきましょう。

  • 真分数:分子が分母より小さい分数
  • 仮分数:分子が分母よりも大きい分数
  • 帯分数:整数と真分数を足した分数

とくに、帯分数の整数を正しく理解するのに苦戦することが多いです。

整数の2は、「$\frac{4}{2}$」「$\frac{6}{3}$」であることをもう一度確認しておきましょう。

分数の大小比較をできるようにしましょう

分数の大小比較をマスターしましょう。

例えば、「$\frac{7}{5}$」と「$\frac{7}{3}$」をくべる場合、多くの子どもが、分母の5と3の数字だけをみて「$\frac{7}{5}$」のほうが大きいと答えてしまうのです。

けれども

  • 「$\frac{7}{5}$」は「$\frac{1}{5}$」の7こ分
  • 「$\frac{7}{3}$」は「$\frac{1}{3}$」の7こ分

と考えれば、「$\frac{7}{3}$」のほうが大きいことがわかりますよね。

もしかしたら、文章だけで理解するのがむずかしいかもしれません。

その場合は、線分図に$\frac{1}{5}$や$\frac{1}{3}$の大きさをかいて、みせてあげましょう。

分数の計算をできるようにしましょう

分母が同じ分数のたし算やひき算をできるようにしましょう。

このときは、数のまとまりを意識させることが大切です。

「$\frac{3}{5}$+$\frac{4}{5}$」の場合、

  • $\frac{3}{5}$は、$\frac{1}{5}$が3こ分
  • $\frac{4}{5}$は、$\frac{1}{5}$が4こ分
  • 「3+4=7」だから、$\frac{1}{5}$が7こ分になる
  • 答えは、$\frac{7}{5}$

数のまとまりを理解すれば、なぜ分子どうしだけを計算するのかが納得できるはずです。

分数の計算で得たスキルは、5年生の異分母の計算につながります。

多くの問題を解いて、分数の計算ができるようにしましょう。

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>第11章「分数

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