かけられる数が多いかけ算にも挑戦しよう
第12章「かけ算その2」では、6のだん以上のかけ算について学習します。
かけられる数が大きくなると、かけ算に苦手意識をもつ場合があります。
しかし、やるべきことは5のだんまでの学習と同じです。
「◯が何個分」を考えることが大切です。
「6の3個分だね」「何の5個分かな」など、数のまとまりに着目できるよう声をかけてあげてください。
またいくつかの問題を比べながら、かけ算の性質を見出すことも意識しましょう。
例えば、6のだんの場合「乗数が1増えれば積は6だけ増える」「6×3は、3×6と同じ」などが挙げられます。
- 「かけ算の秘密が隠れてないかな?」
- 「これと同じ答えの九九ってなかったかな?」
など、声をかけながら、算数の理解を深める楽しさを一緒に味わいましょう。
0をかけ算はどうなるかな?
「0に2をかけるとどうなるか」など、0のかけ算を考えさせることで、かけ算への理解がさらに深まります。
ここでも「0が何個分か」を考えられれば「0が何個増えようが0だ」と気づき、自ずと答えが「0」と導き出せるはずです。
子どもが「数のまとまり」を意識していたら、たくさんほめてあげてください。
数のまとまりを考えることを習慣にすることは、かけ算では非常に大切です。
かけ算での学びは、わり算や筆算、面積を求める学習につながります。
多くの問題を解いて、かけ算をマスターしましょう。