偶数と奇数を理解しましょう
第8章「偶数と奇数、倍数と約数」です。
この章では、偶数や整数、倍数や約数を学習します。
まずは、偶数と奇数の意味を理解しましょう。
- 偶数は、2でわりきれる整数
- 奇数は、2でわりきれない整数(1あまる数)
つまり、すべての整数は、偶数か奇数に分類されます。
生活の中でおかしをわけたり、チームわけしたりするときも、偶数や奇数を意識してみましょう。
倍数と公倍数を理解しましょう
まずは、倍数について理解しましょう。
例えば、3に整数をかけてできる数を3の倍数といいます。
3、6、9は3の倍数です。
ただし、このとき、0は倍数に含まれません。
次は公倍数について考えていきましょう。
公倍数とは、それぞれの整数に共通した倍数です。
8は、2の倍数であり、4の倍数でもありますよね。
つまり、2と4の公倍数は、8といえます。
では、最小公倍数とは何でしょうか。
公倍数の中で最小の数が、最小公倍数といえます。
では、8の倍数と12の倍数でみていきましょう。
- 8の倍数:8、16、24、32……
- 12 の倍数:12、24、36、48……
- 8と12の公倍数:24、48、72……
- 最小公倍数は、公倍数の中で最小の数は24
このような順序で考えれば、最小公倍数も見つけられます。
約数と公約数を理解しましょう
整数の性質の学習では、約数と公約数を理解することも大切です。
例えば、12 を割り切れる整数を 12 の約数といいます。
1、2、3、4、6、12は12の約数です。
また、公約数は共通した約数といえます。
8と12の公約数で考えてみましょう。
- 8の約数:1、2、4、8
- 12 の約数:1、2、4、6、12
- 8と12の公約数は、1、2、4
そして、今回は公約数の中で、4が一番大きい数で在るのがわかりますよね。
このように、公約数の中で最大の数を最大公約数といいます。
整数の理解を深めることは、数学的考えが広がることにつながります。
多くの問題を解いて、整数の性質をしっかり理解しましょう。
無料学習プリント ふたば問題集
>第8章「偶数と奇数、倍数と約数」