身近な疑問を大切にしましょう
第17章「速さ」です。
ここでの内容は、日常生活の中に学びのチャンスが溢れています。
例えば家族でお出かけをしているとき、〇〇まで何kmという看板を見かけるでしょう。
「今この車は時速50kmだけど、何分あれば〇〇まで行けるのかな」と問いかけてみてください。
〇〇がお出かけの目的地であれば、お子さんはより真剣に考え始めるでしょう。
お子さんの知りたい、分かりたいという気持ちをかき立てることで主体的な学びになります。
速さを苦手とするお子さんは多くいます。
しかし速さは、これからの学習だけでなく大人になっても使うことがありますので、苦手意識を持つことのないようしっかりと教えてあげてください。
「速さ」の学習のポイント
速さという概念は、1秒間や1分間、1時間にどのくらいの距離を進むのかというものです。
第11章「単位量あたりの大きさ」の学習で「込み具合」を比べるときは、「比べる単位」をそろえることが大切だと学んでいます。
この章でもその時に習った知識を使うようにしましょう。
ここでのつまずきポイントは、時間は「60で単位が変わる」ということです。
これまでは10で繰り上がっていたので、「60で単位が変わる」ことに戸惑ってしまうお子さんもいます。
時計の学習を振り返りながら、単位変換に気を付けて学んでください。
また速さ・道のり・時間の関係性をとらえられるようにしましょう。
これらに関しても具体的な場面を提示し、お子さん自身が考えることが必要です。
動物の足の速さや新幹線の走る速さなど、身近で想像のつきやすい場面からの学習により、お子さんが意欲的に学べるようにしましょう。
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