あといくつで10になるでしょう
第11章「たしざん」 です。
この章では「繰り上がりのある足し算」を初めて学びますが、学習に入る前にまずは2つお聞きしたいことがあります。
① いくつといくつの問題はできていますか?
② 答えが10以内の足し算を暗算でできていますか?
いかがでしょうか。
もしまだ出来ていない場合は、第1章「なかまづくりとかず」と第3章「あわせて いくつ ふえると いくつ」を復習されることをおすすめします。
「8+5」という問題を考えてみましょう。
8の次の9から数えて10、11、12、13と数えて答えの「13」を出すことも一つの方法です。
指を使ってその計算をする子もいるでしょう。
その方法を否定はしませんが、あくまでこの章では①と⓶を利用した
「あといくつで10になるか」
という方法を学習しましょう。
10になる組み合わせは、
「1と9、2と8、3と7、4と6、5と5、6と4、7と3、8と2、9と1」
です。
この組み合わせをお子さんは瞬時に分かる必要があります。
先ほどの「8+5」の問題を考えてみましょう。
8は「8と2」の組み合わせで10になりますので
5を「2と3」に分けて
「8+5」は「8+2 +3」と考えることが出来ます。
すると「10 +3」で答えを「13」と求めることが出来ますね。
この8に対して「2を足せば10になる」というのを時間をかけて考えていてはいけません。
どんな数字でも10になる組み合わせが瞬時に分かるようにすることが大切です。
繰り上がりの計算は、何度も練習していれば自然とこれを頭の中で行えるようになります。
多くの問題を解いて、お子さんがなるべく暗算で答えが出せるようになるまで練習しましょう。
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