がい数を理解しましょう
第7章「がい数の表し方と使い方」です。
3年生では、「計算の結果はこれくらいになるだろう」と見当をつけることを勉強しました。
4年生では、がい数を理解し、生活に活用できるようになるのがねらいです。
がい数とは、およその数です。
「約3000」「およそ5万」など、がい数のほうが伝わりやすい場合に利用されます。
- コンサートの観客数
- 日本の人口
- YouTubeの再生回数
など、日常生活でがい数が使われていることに気づかせてあげましょう。
四捨五入をできるようにしましょう
四捨五入は苦手意識をもつ子どもが多い内容です。
まずは、基本的なポイントを理解しましょう。
四捨五入の基本は、0〜4は切り捨て、5〜9は切り上げということです。
例えば、「75462を四捨五入して、一万の位までのがい数で表しましょう」という場合。
- 一万の位までのがい数で表すことを確認
- 四捨五入するのは、一万の位の一つ下の「千の位」
- 千の位である「5」を四捨五入する
- 「5」は切り上げだから、7は8になる
- 答えは「80000」
このように、順序立てて考えていきましょう。
ポイントは、がい数にしたい位の一つ下の位を四捨五入することです。
なれるまでは、四捨五入する数を丸で囲んだり、線を引いたりするなど、マークをかいてサポートしてあげましょう。
以上・以下・未満を使い分けられるようにしましょう
数の範囲をあらわすときは、「以上」「以下」「未満」を使います。
とくに「以下」と「未満」のちがいを理解することが大切です。
例えば、「4以下」「4未満」で考えましょう。
- 4以下は、範囲に4が含まれる
- 4未満は、範囲に4が含まれない
それぞれの意味を理解し、使い分けられるようになるまで、くり返し練習しましょう。
がい数での学びは、日常生活でデータ処理するときに生かさせます。
多くの問題を解いて、がい数をしっかり理解しましょう。
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>第7章「がい数の表し方と使い方」