九九を覚える時期
第11章「かけ算 その1」の続きです。
九九の段は0から9まで10個の段を覚えなければいけません。
暗記が必要なので、覚えるのに苦労するお子さんは多いです。
足し算や引き算が得意な算数好きな子も、暗記は苦手だったりします。
私自身は小学1年生の秋ごろからかけ算を覚え始めても良いと思っています。
覚えるのに時間が掛かりますので、それを見越して早めに練習することが大切です。
また既に小学2年生で覚えた後であっても1年間繰り返し九九の練習をしてください。
子供達は覚えたことをすぐに忘れてしまいます。
一度覚えたことを1年間ずっと覚えているということはありません。
何度も繰り返し、定期的に練習することこそが九九を身に着けるコツです。
早めの学習と反復の学習を心がけてください。
九九を覚える順番
まず、2の段と5の段から覚えましょう。
九九を覚えるときは必ず音読してください。
音読でリズムが良いのがこの2の段と5の段です。
音読しやすく、答えに規則性があるので覚えやすいこの2つから始めることが大切です。
次に進むべきは3の段と4の段でしょう。
同じく何度も音読して覚えさせてあげてください。
ここまで覚えたら、いよいよ後半の難しい段です。
きちんと覚えるまで、おそらく前半に覚えたときの倍の時間がかかると思います。
特に7の段でつまずくお子さんが多いのですが、その理由は読み方の「しち」が言いにくいことから来ています。
また7は素数で分かりにくく、7の周期の規則性もつかみどころがないことも関係しているでしょう。
もう繰り返し練習するしかありません。
最後に1の段と0の段は音読というより、答えが覚えやすく簡単なので最後で結構です。
九九は算数の基礎になります。
早めに学習を始めて、根気よく練習を続けましょう。
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