コンパスを使って円を描きましょう
第12章「円と球」です。
円は三角形や四角形と何が違うのでしょうか。
それは「角」のあるなしです。
円には、角がないから頂点も辺もありません。
しかし「円と球」には「半径」や「直径」があり、三角形や四角形とは異なる言葉を使ってその性質を学んでいきます。
その特徴を理解するためにも円を自分で描くことは大切なことです。
ただ、3年生のお子さんにとってコンパスを使いこなすのはなかなか難しいことです。
子供が扱いやすいコンパスを用意してあげてください。
コンパスを自分で準備し、繰り返し円を描く練習をすることで「半径」や「直径」を感覚的につかみやすくなります。
コンパスの使い方と円の描き方で少しコツをお伝えします。
「コンパスの使い方 ~まずは使える準備ができるようにしましょう~」
・ねじを自分で緩めてコンパスの鉛筆を外してみましょう。
・ねじを自分でしっかりと締めて鉛筆と針の高さをそろえましょう。
「円の描き方 ~コツをつかむまで練習です~」
・ノートに描く場合、下敷きははずしておきましょう。
・針の方に力を入れて、手首を自分の方に捻って描きましょう。
・片手の指だけでコンパスのつまみを持ち、途中で止めないで一気に描きましょう。
・回す方向に少し傾けると描きやすいので意識してみましょう。
このようなコツで何度も練習し、円を描けるように練習してください。
球の学習では、実際の模型などで確認をしましょう
球と円の違いは何でしょう。
円は2次元図形で、球は3次元図形です。
と言いましても、お子さんには難しいですね。
円は2次元図形なので、そのままの絵として教科書の絵でお子さんも理解できます。
しかし、球の場合の教科書の絵はあくまでも3次元図形を2次元図形として表現した絵になります。
この違いを子供はきちんと認識できない場合があります。
確認するためにも、一度はボールなど実際の模型を見せてこれが球だと教えてあげましょう。
円と球の違いをしっかりと分かれば、球の学習自体は円の延長にあります。
身近にあるものから円や球を探してみることも良いでしょう。
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