真分数、仮分数、帯分数を理解しましょう
第10章「分数」です。
この章は、真分数、仮分数、帯分数を比べたり、計算したりする学習となります。
3年生では、分数の意味を勉強しましたが、復習もかねて分数の意味をおさえておきましょう。
- 真分数:分子が分母より小さい分数
- 仮分数:分子が分母よりも大きい分数
- 帯分数:整数と真分数を足した分数
とくに、帯分数の整数を正しく理解するのに苦戦することが多いです。
整数の2は、「$\frac{4}{2}$」「$\frac{6}{3}$」であることをもう一度確認しておきましょう。
分数の大小比較をできるようにしましょう
分数の大小比較をマスターしましょう。
例えば、「$\frac{7}{5}$」と「$\frac{7}{3}$」をくべる場合、多くの子どもが、分母の5と3の数字だけをみて「$\frac{7}{5}$」のほうが大きいと答えてしまうのです。
けれども
- 「$\frac{7}{5}$」は「$\frac{1}{5}$」の7こ分
- 「$\frac{7}{3}$」は「$\frac{1}{3}$」の7こ分
と考えれば、「$\frac{7}{3}$」のほうが大きいことがわかりますよね。
もしかしたら、文章だけで理解するのがむずかしいかもしれません。
その場合は、線分図に$\frac{1}{5}$や$\frac{1}{3}$の大きさをかいて、みせてあげましょう。
分数の計算をできるようにしましょう
分母が同じ分数のたし算やひき算をできるようにしましょう。
このときは、数のまとまりを意識させることが大切です。
「$\frac{3}{5}$+$\frac{4}{5}$」の場合、
- $\frac{3}{5}$は、$\frac{1}{5}$が3こ分
- $\frac{4}{5}$は、$\frac{1}{5}$が4こ分
- 「3+4=7」だから、$\frac{1}{5}$が7こ分になる
- 答えは、$\frac{7}{5}$
数のまとまりを理解すれば、なぜ分子どうしだけを計算するのかが納得できるはずです。
分数の計算で得たスキルは、5年生の異分母の計算につながります。
多くの問題を解いて、分数の計算ができるようにしましょう。
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>第10章「分数」