小学5年生の「小数のかけ算」

小数点の位置に気をつけましょう

第4章「小数のかけ算」です。

ここで気を付けるべき点は、答えの小数点の位置を間違えてしまうお子さんがとても多いことです。

計算の仕方だけではなく、なぜこういう計算になるのかということに気づけるように教えてあげましょう。

お子さんはこれまでの学習で「小数×整数」の計算はできますので、そこから発展させていくと良いでしょう。

例えば5.7×4.1という計算を考えてみてください。

5.7は57を10で割ったもので、4.1は41を10で割ったものです。

つまり、57×41を計算して10で割ってさらに10で割れば、5.7×4.1と同じ答えになります。

57×41=2337ですので、5.7×4.1は小数点を左に2つずらして23.37であるとわかりますね。

これこそが「なぜこういう計算になるのか」という部分です。

順を追って学習していくことで、効果的に学習を進めることができます。

ひっ算マスターになりましょう

ひっ算を学ぶときにも、小数点の位置に気をつけてください。

ひっ算をするときは、ノートのマス目を活用して位をそろえて書くようにしましょう。

整数のひっ算をして小数に戻すという考え方をすると小数点の位置を間違いにくくなります。

小数点を気にせずに整数としてひっ算を行い、かける数とかけられる数の小数のところの桁の数の合計が、答えの小数点の位置になるように教えてあげましょう。

先ほどの例でいうと5.7と4.1ですので、小数のところの桁の数は2になります。

答えも小数点を2つ左に移した23.37となりますね。

この考え方で解けば小数点に気を取られずに済みますので、お子さんが混乱してしまうこともなくなるでしょう。

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>第4章「小数のかけ算」

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