小学3年生も後半戦、算数の苦手意識がでてきたと感じていませんか。
勉強のつまずきを解消するためには、くり返しの復習が欠かせません。
とはいえ、苦手なことは大人も子どももやる気がでないですよね。
そこでクリスマスケーキを使った勉強術を紹介します。
料理で学ぶメリットは3つ。
- たのしく復習できる
- 算数が生活に役立つと実感できる
- 順序立てて考えることで「プログラミング的思考」も伸びる
今年の冬休みは一緒に算数クッキングをしませんか。
①買い物×大きな数の計算

材料を選びながら、2けたや3けたの計算をしましょう。
- 290円の卵と180円の牛乳を買うといくらになるか
- 5000円出すとおつりはいくらか
さらに、電気屋や家具屋など、商品価格が1万円以上する高価なものが売られている場所は、「大きな数(万から億)」を学習するチャンスです。
買わなくても、価格をみるだけで勉強になります。
例えば、「28万円」の液晶テレビと「12万」の冷蔵庫があるとしましょう。
- 28万円と12万を足すといくらになるか
- 28万円は10000円札、何枚分か
- 28万と12万、どちらが高いか
- 12万を100倍するといくらになるか
などを、算数を意識しながら、クイズ感覚でいくつか聞いてみてください。
お出かけ中に、大きい数を身近に感じる機会を作れます。
買い物を通して3年生に必要な計算力を鍛えられます。
頭の中で計算するのがむずかしい場合は、タブレットやメモを用意しましょう。
②計量×おもさ

分量を考えたり測ったりしながら、おもさの単位を整理しましょう。
2年生で「L、ml、dl」、3年生で「kg、g」を学習します。
「いつ、どの単位を使うか」を復習するには実践が一番です。
③焼く×時こくと時間
スポンジを焼く工程では、時こくと時間を復習しましょう。
- 焼く時間と冷やす時間を合わせると何時間何分か
- 10時50分から35分たつと何時何分か

このような時こくや時間を意識する質問をしてください。
机上で勉強するより、集中して考えられるはずです。
すぐに答えられない場合は、時計を見ながら考えましょう。
④飾りつけ ×円

飾りつけでは、円のポイントをふり返りましょう。
- この図形は算数の言葉で何かな
- ケーキは直径18cmだから半径は何cm
- 半径は直径の何倍だったかな
「問題を出題する」より「忘れたから教えてほしい」というスタンスで伝えるのがおすすめです。
さらに、家にあるボールを使えば、「円」と関連させて「球」も復習できます。
「このボールは、直径何cmなんだろうね」「直径がわかれば、半径もわかるかな?」などと質問して考える機会を作ってみましょう。
実際に家にある球の直径を測る活動を通して、球の性質を復習できます。
【球の直径を測る例】
- 箱や辞書など立体を2個用意する
- 球を立体ではさむ
- はさんだ間を定規で測る

「円と球」の学習は、6年生で円の面積や円柱につながるので、しっかり復習しましょう。
⑤カット×分数

ケーキカットは、分数を勉強するチャンス。
2年生で「3分の1」「4分の1」のような分数の基礎を学んでいます。
実際に切り分けながら「何等分」の考え方をおさえましょう。
3年生の「分数の計算」にも役立ちます。
復習したあとは「一人前が4分の1ってわかったね」のように、くわしくほめてあげてください。
算数の理解を深めるためには「学んで、生活で生かして、また学ぶことが大切」といわれています。
さらに算数力をアップさせたいなら、ドリルを使った復習にもトライしましょう。
3年生の算数ドリルには「ふたば問題集」が選ばれています
- 無料でダウンロードできるからくり返し学習に最適
- 基礎から応用までしっかり復習できる
- つまずきやすい計算問題も充実
勉強のやる気が起きにくい冬休みだからこそ、たのしく復習してみてはいかがでしょうか。