小学1年生の「かさくらべ」

ステップを踏んで学習を進めましょう

第12章「かさくらべ」です。

この章では2年生で習う水のかさ(リットルとデシリットル)の前の基礎的な学習となります。

2年生での水のかさは苦手なお子さんが多いです。

そのために、1年生の今でも主に以下の順番で「かさくらべ」を理解できるよう教えてあげて下さい。

1.水のかさを直接比べる

2.水のかさを、同じ入れ物に移して比べる

3.水のかさを、同じ入れ物の個数で比べる

4.日常生活で、水のかさを比べることのよさを理解する

1~4のようにステップを踏んで学習すれば、決して難しいわけではありませんのでこのように学習していきましょう。

実際に体験することが大切です

水を直接、容器から容器へ移して調べる活動を、おうちのお風呂場で、お子さんとやってみましょう。

小さい容器から大きな容器へ移したり、大きい容器から小さい容器に移したりすることで、容器の外側の大きさと水の量が見た目では判断できないことに気づくように、教えてあげてください。

さらに、おうちにあるポットやじょうろ、鍋などを利用し、容器が違うものの水のかさを比べる方法を一緒に考えてあげましょう。

クイズ形式にして、どれが一番水のかさが多いのかな?と問いかけることで、お子さんと一緒に楽しく学ぶことができますのでおススメです。

「ながさ と ひろさ」の学習を応用できます

ものを比較するという点においては、第10章「ながさ と ひろさ」の学習と「かさくらべ」の学習は同じといえます。

直接比較したり、間接的に比較したり、ある基準を用いて比較したり、いろいろな視点で比較できるようになることが大切です。

長さや広さ、かさの比較の学習には、保存性や加法性という法則があります。

保存性とは、大きさは動かしたり、分けたり、形を変えたりしても、変化しないという性質です。

加法性とは、大きさはそれぞれ足すことができる、大きいものから小さいものを引くことができるという性質です。

お子さんに、この性質があることを、直感的に感じ取ってもらえるように教えてあげましょう。

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>第12章「かさくらべ」

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