小数の表し方や仕組みについて学びましょう
この第13章「小数」では、小数を色々な単位で学びます。
例えば小数を水のかさで考えてみましょう。
1Lを10等分した1個分のかさは「 0.1L 」となります。
この「0.1L」と同じ水のかさを2年生では1dLでしたし、分数の学習では「10分の1L」として学びました。
また長さの場合、1㎝を10等分した1個分の長さが「 0.1㎝ 」で、これは2年生では1㎜の長さとして学んでいます。
単位が変わると数も変わりますが、小数を使うことで同じ単位で数を表せられることを教えてあげましょう。
同じパターンの問題を繰り返し練習しましょう
1dL=□Lや10cm2mm=□cmなどの問題は、お子さんにとってとても難しいです。
「1Lは何dLかな?」「そう、10dLだったね。ということは、1dLが10個分で1Lだから・・・」と言葉で丁寧に説明しても余計混乱してしまうこともあるでしょう。
しかし教える側も焦ってはいけません。
絵や図を使い、毎日毎日同じ問題のパターンを繰り返し練習するしかありません。
どうにか理解してもらえるよう近道を探しがちですが焦りは禁物です。
どうしてこの答えになるのかの理解はとりあえず置いておいて、説明より同じ問題を毎日こなして覚えることが実は一番の近道なのです。
根気よく続ければ、ある日突然「3dLは0.3L、2dLは0.2L」と自信をもって答えてくれます。
位をそろえて計算することが大切です
今までも筆算では位をそろえて計算していましたが、もしかしたら「位をそろえる」ではなく「右にそろえる」としか思っていなかった子供もいるかもしれません。
小数の計算で一番大事なことは小数点の位置をそろえることです。
小数第1位までの位をしっかりと確認して計算を練習しましょう。
何度も練習していれば、「100-1.6」などの難しい問題も、筆算で自分で書いて位を確認することができるでしょう。