小学4年生の「小数のかけ算とわり算」

整数の計算と同じやり方でできると気付きましょう

小学4年生の第13章「小数のかけ算とわり算」です。

「小数」の学習辺りから、算数が苦手に感じるお子さんが増えてきます。

「小数」は整数と比べると複雑に思えてしまうことが原因の1つでしょう。

しかし実際には、「小数」は何も複雑なものではありません。

この章の学習では、「小数の計算」も「整数と同じやり方でできる」と気付けるように教えてあげてください。

小数のかけ算・割り算のやり方

「小数の計算」は「整数の計算と同じやり方でできる」とお伝えしました。

例えば0.2×3という問題を考えます。

0.2は0.1が2個分なので、2×3=6として計算します。

答えは、0.1が6個分だから0.6になります。

このように小数のかけ算は0.1がいくつ分かという視点で考えることができます。

これは小数の割り算でも同じです。

例えば0.8÷2という問題で考えてみましょう。

0.8は0.1が8個分なので、8÷2=4として計算します。

答えは、0.1が4個分で0.4なので、0.8÷2=0.4と分かります。

つまり小数の計算は、0.1が何個分かという視点で考えると整数の計算を使って答えを出すことが大切です。

この考え方をしっかり理解できるように教えてあげてください。

小数の計算の筆算

小数の計算は筆算も複雑になりミスが起きやすいです。

位をそろえて書くこと、小数点の位置を間違えないこと、この2点を気を付けて教えてあげましょう。

また割り切れない問題であまりを出す場合も、これまでのわり算の筆算と同じです。

けれど、あまりが小数のときは、小数点を書き忘れないようにしましょう。

あまりの小数点は割られる数の小数点の位置と同じ位置に書きます。

小数の位が増えれば増えるほど混乱してしまうお子さんが多くいます。

一つずつ確認しながら、スモールステップで計算しましょう。

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