小学6年生の「比」

比の意味を理解しましょう

第10章「比」です。

2種類の数量の割合を表すのに「 何 : 何 」のような形の表し方を「 比 」といいます。

以前習った比例とは全く違う考え方ですので、言葉は似ていますが混同しないように気を付けましょう。

比の学習を行う際には料理用の出汁のパッケージ裏を見せてあげるなど、日常生活に「 比 」が活かされていることを教えてあげて下さい。

「 比 」の学習は分数や小数、百分率の学習に繋がっていますので、比の考え方の必要性をここでしっかりと学びましょう。

比の値の意味を理解しましょう

例えば「出汁と水の比が 1 : 2 であり、出汁の量は水の量の何倍になっていますか。」という問題があるとします。

これはもとになる水の量が2なので「1÷2=0.5」となり、答えは「0.5倍」です。

また「1÷2=1/2」でもあるので「1/2倍」ともいえます。

このようにもとになる数を比べる数で割った商の値のことを、「 比の値 」といいます。

「 比の値 」は分数で表しても小数で表してもどちらでも結構です。

先ほどお伝えしたように「 比 」の学習は分数や小数の学習にも繋がっていますので、「 比 」や「 比の値 」という言葉も含めてしっかり理解できるように教えてあげてください。

比の特性について理解しましょう

「 比 」 は両方の数字に同じ数をかけたり、両方の数字を同じ数で割っても同じ比の値になる特性があります。

つまり5:10と1:2は同じということです。

色々な問題を解きながら比の特性に慣れていきましょう。

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>第10章「比」

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