他教科にも深く関わる学習です
第7章「データの活用」では、資料を度数分布表や柱状グラフなどに表し、その意味を読み取って説明できることが目標になります。
目的にあったデータ収集や考察力は、理科や社会科での資料分析でも役立ちます。
データの活用は、電車のダイヤやタクシーの料金など、日常生活でも欠かせません。
社会人になっても役に立つ知識であるため、しっかりと理解できるようにくり返し取り組みましょう。
それぞれの値を理解しましょう
資料の特徴を表す数値には「平均値」「中央値」「最大値」「最小値」「最頻値」などいくつもの値があります。
どの値も資料の特徴をとらえるために重要な値です。
お子さんは学力テストの結果などで「平均値」「最大値」「最小値」などの言葉にはなじみがあるかもしれません。
- 平均値・・・平均の値
- 中央値・・・データを大きさの順に並べたとき、真ん中にある値
- 最大値・・・最大の値
- 最小値・・・最小の値
- 最頻値・・・データの中で最も多く出てくる値
この単元でしか登場しない言葉が多いため、意味やとらえ方をしっかりと教えてあげましょう。
目的にあう方法で表せるようになりましょう
資料をグラフで表すことによって、傾向や特徴をとらえやすくなります。
目的にあう方法でまとめられるようにしましょう。
度数分布表
度数分布表とは、データの範囲ごとに数量を表にまとめたものです。分布の様子を数量的に捉えやすくなります。
ドットプロット
ドットプロットとは、度数分布表を視覚的に表したグラフです。データの散らばりの様子が捉えやすくなります。
ヒストグラム
ヒストグラムとは、データの数値を棒グラフ形式で表現したものです。分布の様子を見るために用いられ、データの特徴を把握しやすくなります。
目的に応じたデータの収集や分類整理をできるようになるコツには、実際にデータをまとめてみることです。
身の回りにある情報をデータで読み取ることで、数値で世の中のできごとを把握でき、視野も広がるでしょう。
ぜひ、さまざまデータから読み取ることに挑戦してみてください。