「4年生からの算数が不安」「算数を楽しく勉強してほしい」と思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、算数が苦手でも1週間で楽しく復習できる、春休みの特別プランをお届けします。
4年生の算数は、億や兆などの「大きい数」から始まるので、復習する時間がない方は3日目だけでも復習しておきましょう。
1日目:割り算・あまりのある割り算
3年生では、九九を用いて割り算の方法を学習します。
計算の仕方をただ暗記するのではなく、「等しく分ける」という考え方を理解することが大切です。
①割り算を生活の中で体験しよう
理解を深めるためには、割り算の関係を視覚的に捉えられるようにしたり、具体的な場面を通して計算の意味を理解したりすることが効果的です。
お菓子やおもちゃなど、具体物を実際に分けながら、割り算の意味を体験的に理解させましょう。
【例】
- 12個のチョコレートを4人で分ける
- 24個のお菓子を5人で分ける
このように、実際に分ける活動を通して「等しく分けられた」「うまく分けられない」「あまりが出る」「かけ算の反対だね」など、さまざまな気づきが生まれることが大切です。
②苦手な場合はドリル、得意な場合はプリントで復習しよう
割り算は、3年生でつまずきやすい学習内容の一つです。
割り算が苦手な場合は、ドリルを使ってくり返し練習しましょう。
一方、割り算が得意な場合は「わり算の文章問題」や、中学受験でも出題されやすい「植木算」などに挑戦してみましょう。
復習プランのデビュー戦、おつかれさまでした。2日目もその調子でがんばりましょう。
2日目:足し算・引き算の筆算
3年生では、繰り上がりや繰り下がりのある計算を学習するため、計算方法が混乱することがよくあります。
日常生活につなげながら、しっかり復習しましょう。
①スーパーのチラシを使って、計算にチャレンジ
筆算の学習は、日常生活の様々な場面で活用することが効果的です。
具体的な場面を提示することで、遊び感覚でできるだけではなく、筆算の有用性を実感させ、学習意欲を高めることが期待できます。
今回は、スーパーのチラシやネットショッピングを使って、合計金額を計算してみましょう。
【例】
- アイス:168円
- ケーキ:374円
- 合計:542円
②筆算に特化したドリルで計算力をアップさせよう
筆算を行う中で、位取りの理解は不可欠です。
一の位、十の位、百の位を正しく理解し、各桁の数字が何を表しているかを把握しましょう。
一の位、十の位、百の位など、位取りの考え方を復習したい時は、次の手立てがおすすめです。
- 色分けしたカードを使ったり、位ごとに色をぬったりして、位取りの概念を再確認する
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- お金を使って「1円玉が10個で10円になる」「10円玉が10個で100円になる」という操作を実際にやってみる
計算の手順をしっかり確認したあとは、ドリルでくり返し練習することが大切です。
2日目もナイスチャレンジです。3日目もレベルアップを目指しましょう。
3日目:大きな数のしくみ
「万から億まで」の大きな数は、子どもにとって想像しにくい数です。
お金や新聞など、具体的な物を活用し、数量を具体的にイメージしましょう。
①生活の中にある「大きな数」を探してみよう
新聞や雑誌、SNSや動画共有サービスなどの中に大きな数が出てきたら、一緒に読んでみましょう。
桁がわからなくなる場合は、位取り表を書いて、数字をあてはめると考えやすくなります。
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②プリントで理解を深めよう
大きい数の学習では、数の大小を数直線で表したり、10倍や100倍などの計算をしたりする応用力も求められます。
プリントを活用して効率よく復習しましょう。
「10倍にするといくつ?」または「10でわるといくつ?」などの問題が苦手な場合は、お金を使うと、「1,000円が10こで10,000円だから、1,000の10倍は10,000」と理解しやすくなります。
3日目もクリアできましたね。
4日目では、これまでの復習した「位」の考え方がキーポイントになります。
4日目:かけ算の筆算
3年生では、2位数や3位数のかけ算を筆算で計算する方法を学習します。
「足し算・引き算の筆算」「大きな数」で復習した「位」を意識して、復習しましょう。
①九九の復習をしよう
かけ算の筆算は九九を基礎としているので、九九を完璧に理解しているかが重要です。
九九表のポスターや百ます計算を活用して、楽しく復習しましょう。
②ドリルで反復練習に挑戦しよう
筆算の手順を丁寧に復習することで、計算ミスを防ぎ、正確性を高められます。
●一の位から順番に計算すること
●繰り上がりを忘れないこと
などのポイントを忘れていないか確認しましょう。
「一枚のプリントを何分でできるか」「◯分以内に終わらせられるか」など、ゲーム要素を取り入れるとより集中して取り組めます。
いよいよ折り返し!次は折り紙や色えんぴつを使って楽しく学びましょう。
5日目:分数
3年生では、分数の大小を考えたり、分数を使って簡単な計算をしたりしました。
復習の時も、具体物を活用したり、日常生活との関連付けたりしながら、実感的に理解することが大切です。
①折り紙や色塗りであそぼう
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実際に自分で分数を作り出すことで、視覚的に理解を深めましょう。
活動の中で、「3/4と1/4は、どちらが大きいかな」「これは何分の何?」など、考えるヒントを与えることも大切です。
ぜひ、様子を見ながら質問してみてください。
分数の復習をしっかりしたい方には、好きなところに貼れる「分数の学習ポスター」もおすすめです。
②分数を活用した問題に挑戦しよう
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まずは「分母」と「分子」の意味をしっかり理解することが重要です。
- 分母:全体をいくつに分割したかを表す数。
ケーキを4等分した場合、分母は4になる。
分母が大きくなるほど、分割された一つひとつの部分の大きさは小さくなります。
- 分子:分割された部分のうち、いくつを取るかを表す数。
4等分したケーキのうち、1つを取った場合、分子は1になる。
分母と分子の意味を理解できたら、数直線や計算の問題に取り組みましょう。
分数が苦手と感じた方もいるかもしれません。
けれども、自分の苦手分野を知ることも成長への大切な一歩です。
前向きに次回もチャレンジしましょう。
6日目:小数
小数は、1より小さい数を表す方法です。
1mのテープを10等分した10cmを「0.1m」と表すなど、具体的に考えることが復習でも大切です。
①生活の中にある小数を探そう
【例】
- スーパーマーケットでの商品の値段
例: 158.6円, 980.0円
- 長さをはかる時
例: 鉛筆の長さが16.5cm, 身長が148.3cm
- 重さを表す時
例: 体重が38.5kg
- 時間を表す時
例: 50m走の記録が9.5秒
見つけた小数を位取り表に書くと、より理解しやすくなります。
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②図や数直線を活用しながら、丁寧に復習しよう
小数の学習は3年生で初めて学習するため、理解するのに時間がかかるのは当たり前です。
図や数直線を活用しながら、効率よく復習しましょう。
計算問題は今回でおわりです。
春休み中にも関わらず、コツコツ取り組んでいてすばらしいです。
最終日も自信をもって、乗り越えましょう。
7日目:三角形と角
3年生では、二等辺三角形や正三角形、三角形の角について学習しました。
この単元では、次のポイントが重要です。
- 「辺」と「頂点」という図形を構成する要素を理解する
- 「 三角形は、3つの辺と3つの頂点からなること」を理解する
- それぞれの図形の特徴を理解し、区別する
①形あそびをしよう
まずは、正三角形、二等辺三角形、直角三角形など、いろいろな種類の三角形を、折り紙、竹串やストローで作ってみましょう。
作った三角形で顔を作ったり、模様を考えたりすると、よりおもしろい要素がプラスされます。
余裕があれば、家の中や外出先で、三角形の形をしたものを探してみることもおすすめです。
②プリントを活用して、しっかり復習しよう
3年生の三角形と角の学習は、図形分野の土台となる非常に大切な単元です。
プリントを活用して、理解を定着させましょう。
7日間算数復習プランはこれでクリアです。
完走おめでとうございます。
最後までやり切った方も、一枚でもプリントに取り組んだ方も、がんばった自分をたくさん褒めてあげてください。
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